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当科の取り組むムーンショット型研究開発事業

 

プロジェクト概要

私たちは、高齢化の進む日本の形成外科医にとって喫緊の課題である難治性皮膚潰瘍や虚血性四肢壊死に対する新しい治療法として、皮膚潰瘍面から新規に上皮組織を誘導する方法(#1-8)、上皮系細胞と間葉系細胞からなる複合的な組織である毛包・脂腺などの皮膚付属器を誘導する方法(#9-12)の開発を進めてきました。

本プロジェクトでは、私たちが現在までに取り組んできた開発スキームを生かして、生体内で、より複雑な複合的な組織の再生を得るための治療的介入方法の開発に取り組んでいます。

実現可能性調査にあたる研究初期には、哺乳類動物の体への遺伝子導入によって、失った手足などの組織や器官を再生する方法の開発を目指します。

また、明らかとなった組織を胎児化する因子の遺伝子導入によって、皮膚・筋肉・骨など高齢者の生活の質にかかわる組織を若返らせる方法を開発します。

 

プロジェクト概要ファイル(ムーンショット目標7キックオフシンポジウム)

https://www.amed.go.jp/content/000084062.pdf

プロフェクト概要動画(ムーンショット目標7キックオフシンポジウム)

研究組織

栗田昌和 東京大学医学部付属病院 形成外科・美容外科   (プログラムマネージャー)

北條宏徳 東京大学 大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター

鈴木啓一郎 大阪大学 基礎工学研究科 物質創成専攻

仲上豪二朗 東京大学 大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻

酒井崇匡 東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻

岡崎睦 東京大学医学部付属病院 形成外科・美容外科

 

参考文献、これまでの研究資金など

1) Kurita et al. In vivo reprogramming of wound-resident cells generates skin epithelial tissue. Nature. 2018; 561: 243-247

2) 栗田ほか 潰瘍面から直接的に上皮化を誘導する新規皮膚潰瘍治療法の開発. 実験医学 2019; 37: 425-28

2) Kurita et al. Development of de novo epithelialization method for treatment of cutaneous ulcers. Journal of Dermatological Science. 2019; 95: 8-12

3) 栗田ほか 細胞リプログラミングによる潰瘍面からの新規上皮化――高齢化社会における皮膚潰瘍治療のブレークスルーをめざして 医学のあゆみ 2020; 274; 1071-74

3) 2009-10 科学研究費助成事業 21689046 伸展刺激がヒト間葉系幹細胞に及ぼす影響

4) 2011-13 科学研究費助成事業 26293381 皮膚潰瘍に存在する間葉系細胞からの表皮誘導法の開発

5) 2014-15科学研究費助成事業 26293381間葉系細胞から上皮細胞への直接転換による新規皮膚潰瘍治療法の開発

6) 2015-16 JSPS人材育成事業 海外特別研究員 線維芽細胞からケラチノサイトへの直接転換による新規皮膚潰瘍治療法の開発

7) 2016-17上原記念生命科学財団 海外留学助成 細胞系譜の直接転換による新規皮膚潰瘍治療法の開発

8) 2020-22 科学研究費助成事業 20H03847 潰瘍面からの新規上皮化による皮膚潰瘍治療法の開発

9) 2019-21 AMED 幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム 組織胎児化による新規皮膚潰瘍治療法の開発

10) 2019 持田記念医学薬学振興財団 研究助成 組織胎児化による皮膚付属器再生治療法の開発

11) 2019 リディアオリリー記念ピアス皮膚科学振興財団 公募課題 研究助成 組織胎児化による皮膚付属器再生治療法の開発

12) 2020-22 科学研究費助成事業 20K20609 強力な局所遺伝子導入法の開発

 

AMEDムーンショットプログラム

https://www.amed.go.jp/program/list/18/03/001.html

https://www.amed.go.jp/content/000085673.pdf

 

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