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特に得意としている疾患

SPECIALITY

難治性潰瘍・褥瘡

ご自宅での創部処置

Ⅰ.洗浄

 難治性潰瘍や褥瘡を持つ患者さんで、きずを引き続き処置いただく際に、外来や退院時に軟膏が処方される場合があります。どんな薬剤が出されることがあっても、きず処置の基本は洗浄になります。
泡せっけんと流水で、前回処置からついている軟膏をしっかりと洗い流すのが重要です。きず表面にぬめりけが残る場合は、なるべく落とすように洗浄してみましょう。こうした、ぬめりけはバイオフィルムと呼ばれる、細菌の出す膜状構造物と言われており、軟膏をいくら上塗りしても効果が少なくなってしまいます。
浴室で処置ができれば、シャワーでの洗浄を、浴室までの移動が難しければ、市販の洗浄ボトルなどでの洗浄をお勧めしています。1日最低1回の処置で、とお伝えすることが多いですが、しみ出しが多い場合は1日2回以上処置していただく方が適切な場合もあります。

Ⅱ.軟膏の使い分け

種々の皮膚軟膏が処方薬として使用されております。潰瘍に対しては、適度な湿潤環境が治癒のために必要です。軟膏は治癒までのお手伝いをする薬剤になります。
詳しい使い分け、はたくさんありますが、おおまかに言えば創部からのしみ出しがどの程度か、で大きく使用する軟膏が変わってきます。
1) しみ出しが多い→水分を吸収したい
2) しみ出しは中程度(湿ってはいるが、乾きすぎてもいない)→水分量の維持を目指す
3) しみ出しはなく、むしろ乾燥している→ふやかして取りたい部分に水分を与える

以下に創部と軟膏の概念図をお示しします。

それぞれの軟膏には抗菌作用であったり、上皮化促進作用であったり、得意分野がそれぞれあります。創部の状況によって、適切な軟膏が処方されますので、担当の先生から使い方をよく聞いて自己処置を進めていきましょう。