外鼻変形の治療
目次
外鼻変形とは
もともと鼻が曲がっていた、あるいは怪我によって曲がってしまった(陳旧性鼻骨骨折)..
そのような訴えをもつ方の中には、整容面だけでなく機能面でも日常生活に不便を感じている方が多くいらっしゃいます。
斜鼻と鼻閉を訴えて来院された方のCT写真。鼻の通り道が狭くなっています。
そのような方に対して、形成外科では耳鼻科の先生方と協力して治療にあたります。
具体的には、鼻骨骨切りや軟骨形成については形成外科で、鼻中隔や甲介への操作を耳鼻科で担当し、整容(見た目)と機能(鼻の通り)両方の改善をはかります。さらに当院では、なるべく鼻中隔軟骨を温存することによって術後の鞍鼻のリスクを最小にするよう努めています。
鼻の上1/3は鼻骨が鼻の形を規定します。下2/3は軟骨が鼻の形を規定します。
形成外科による整容の改善
耳鼻科による機能の改善
※治療内容は患者さんによって異なります。
入院期間について
全身麻酔を要し、入院はおおよそ1週間です。月曜日あるいは火曜日に入院いただき、週末あるいは次の月曜日に帰宅される方がほとんどです。合同手術とする場合、単科手術と比較して 耳鼻科医にとっては術野の展開が広いというメリットがあり、形成外科医にとっては耳鼻科の操作で切除される軟骨を移植材料として利用できるというメリットがあり、なによりも、患者さんにとっては一度の手術で整容(見た目)と機能(鼻の通り)両方の改善がはかれるというメリットがあります。ただし、デメリットとしては日程調整の関係上、手術のご希望を伺ってから手術日まで期間を必要としまう点があり、こちらについてはご了承いただければと存じます。
術後の生活について
退院後から日常の動作(軽作業、事務仕事、家事)は可能ですが、退院してから1週間は鼻のギプスをあてていただきます。退院後、1週、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の時点で通院していただき、経過をフォローして参ります。
傷あとについて
変形の程度によって、鼻の穴の中の切開のみで治療する場合と、鼻柱にも切開をおく場合とあります。また、鼻骨骨きりをする場合には頬に3mm程度の切開をおきます。傷跡を”残さない”ことは不可能ですが、半年経過するとほとんどの場合で”目立たない”程度になります。
詳しくは外来受診の上、ご相談ください。
終わりに
斜鼻の他にも、異物による変形や、ウェゲナー肉芽腫症などの自己免疫疾患による鞍鼻変形、腫瘍切除による変形にも対応します。また、外鼻変形のご相談は、なるべく第2・4金曜日に受診ください(2科の同日受診が可能となるため)。